出力電圧が100kV以上の高電圧パルストランスの場合、リーケージインダクタンスをできるだけ小さくする必要があるので最小限の絶縁間隔にする必要があります。そのため絶縁オイルに入れて使用することが多くなります。また油中の場合、放電しても自己復帰する利点もあります。
タンク内は放電をおこさないようにエッジがない設計にすることが基本ですが、それ以外に絶縁材料等にオイルを十分に含浸するように真空で引いても問題ないような構造で設計しております。
100kV以下の小型のものでも繰返しが大きい場合は、鉄心の渦電流損が増え発熱も大きくなるのでオイルタンクを使用したほうが冷却するのにコスト的に有利になる場合もあります。
また、高電圧パルスの場合、ノイズ対策はどうしても必要になりますのでタンク内に入れたほうが接地方法含めて対策しやすいと考えます。
滅菌電源用パルストランスタンク |
Lバンド用パルストランスタンク |
滅菌電源用パルストランスタンク |
滅菌電源用パルストランスタンク |
電子銃用タンク |
マグネトロン&電子銃用タンク |